空き家が増える原因とは?家族信託を利用するメリットについて解説

2023-09-26

空家

空き家が増える原因とは?家族信託を利用するメリットについて解説

現代の日本では、少子高齢化によって空き家が増え続けているのが現状です。
それに伴い、空き家対策で家族信託をおこなう方が増えてきています。
そこで本記事では、空き家が増加する原因や家族信託の制度の概要、空き家対策で家族信託でおこなうメリットについて解説します。

\お気軽にご相談ください!/

家族信託でおこなう空き家が生まれる原因とは?

空き家などの財産の所有者がいない場合、特定の手続きを通じて、それらの財産は国のものとなるケースがあります。
しかし、固定資産税が関係するなどの実際の影響がないため、放置されるケースも珍しくありません。
また、高齢者が認知症が原因で判断力を持たなくなった場合、不動産の取引が無効になる可能性があります。
子どもなどが代理人となって手続きを進められるものの、認知症が重度であれば、代理人を指名する自体が難しい場合もあります。
そのため、認知症の状態で過ごし、亡くなるまでの期間中は財産が放置されるケースが多く、相続が生じた場合でも進展が見られない場合が多いです。

▼この記事も読まれています
空き家を活用したビジネスとは?成功のコツや注意点を解説

\お気軽にご相談ください!/

空き家の家族信託の制度とは?

家族信託とは、家族を中心とした財産の運営システムです。
簡単に言えば、資産を所有している委託者が、信頼する人物受託者にその資産の管理や取り扱いを依頼し、その資産から得られる利益を享受する受益者を指名するシステムを指します。
これを家族間で実施する場合、それを家族信託と呼びます。
資産の所有者が直面する資産利用のリスクを軽減できるのが最大のメリットです。
設けていなければ母が認知症を患い、意思の確認が取れなくなると、家の売却や修繕などの措置は取れません。
家族であっても、資産の所有者でない者が契約などを進めるのは許されません。
意思決定ができなくなった際の唯一の方法として成年後見制度を活用するのが考えられますが、その際の財産の取り扱いは制限され、活発な資産の運用は難しくなります。

▼この記事も読まれています
空き家の活用方法であるシェアハウスとは?メリットやデメリットも解説!

\お気軽にご相談ください!/

空き家対策を家族信託でおこなうメリットとは?

親が委託者・受益者となり、子を受託者として、家を信託財産とした家族信託契約を結ぶと、自益信託の形態になります。
この形式では贈与とみなされず、贈与税が生じません。
成年後見制度のもとでは、成年被後見人の住まいを処分する際には、家庭裁判所の確認が求められます。
また、委任契約では、委任者の同意が不可欠です。
しかし、家族信託においては、受託者だけの意見で家を処分するのが許されます。
受託者の判断だけに頼るのが心配な場合、信託監督人を設けると、受託者の活動の監視ができます。
家族信託は遺言とは異なり、将来の複数世代にわたる財産継承の指定が可能です。
これにより、遺産の後継者が不在で家が放置されるリスクが減少します。

▼この記事も読まれています
空き家の外壁を塗装しないとどうなるの?必要になる時期や理由をご紹介

まとめ

空き家が増える原因はさまざまですが、家族信託制度を使って対策がおこなわれています。
家族信託とは、家族を中心とした財産の運営システムです。
資産の所有者が直面する資産利用のリスクを、軽減できるメリットがあります。
宇都宮市で不動産売却をお考えならハウスドゥ宇都宮南がサポートいたします。
不動産売却でお困りでしたら、当社までお気軽にお問い合わせください!


宇都宮市の不動産売却は『ハウスドゥ宇都宮南』へお任せください。

ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

028-678-2888

営業時間
10:00~18:30
定休日
水曜日

佐巻光修の画像

佐巻光修

資格:宅地建物取引士

お客様の人生において大切なイベントである不動産売買に際して誠心誠意バックアップさせて頂きます。お金に関するご不安もしっかり解消してご不安の無い取引をご提案させて頂きますのでご安心下さい。

佐巻光修が書いた記事

関連記事

空家

相続

査定実績

不動産取引etc

売却査定

お問い合わせ